平成27年11月7日にインターネットから申し込んで、無料のFP相談を受けてきました。
FPへの保険相談。今回は店舗型ではなく、WEBから予約をして、ファミレスで待ち合わせをしてそこで保険についての相談をとる形態でした。
以前から保険の相談について興味があり、今回はガン保険を少し手厚くする予定があったので申し込みをしました。
今まで、FP相談を受けたことはありませんが、以前に書いた記事のとおり私は基本的にFPの存在が大嫌い。
関連:私は保険会社や代理店が大嫌い。私が嫌いな理由を3つ挙げてみた。
関連:保険会社のこんな数字や言葉には騙されるな。契約前に知っておく3つの嘘。
ただ、周りの騙された人の話を聞いただけで、私は1度もFP相談したこともありません。一方的にFPを嫌いというのではと思い、今回FPに保険の入り方について相談してきました。
色々とFPの人が話された内容を否定していきます
時間にして2時間くらいですが、FPの人に私の現在の保険の加入状況や収入から家族構成まで説明をした後に、保険についての提案をもらいました。
今回来ていただいたFPの相談員は40代後半の女性の方でした。
全体的な印象としては、とにかく今私が入っている保険を別の保険に変えたくて変えたくて、とにかくギラギラしている印象でした。
色々な理由をつけてみては、新しい保険のほうがいい説明がされていきます。
FPの説明を否定したいその1:「中立な立場でさまざまなを保険提案します」と嘘つきます。
無料FPの方の説明で私が思った駄目だと思った1つ目です。
FPの人が言いました「私どもの会社では相談は無料で、いろいろな生命保険や医療保険の中から最適なものを提案いたします。特に私どもが選んだ、おススメの保険会社14社からお選びいただけます。保険会社については厳選しています。」
今回、実は私はWEBからのFP相談の申し込みをしたので、報酬として私はなんと1万円ももらえます。
保険の相談も無料で、さらには契約をしなくても相談するだけで1万円もらえます。おかしいですよね。そんな、おいしい話は世の中にはありません。
FPも保険会社もボランティア団体ではないので、当然保険販売にきます。いかに保険を販売するかが勝負ですね。
保険の契約しなくても相談するだけで1万円も貰えるだけで、1契約でいかに保険会社や代理店がぼろ儲けなのかが分かりますね。
以前に書いた記事のとおり、保険販売員は1つ契約を結べるだけでとても収入が大きいのです。
参考:私は保険会社や代理店が大嫌い。私が嫌いな理由を3つ挙げてみた。
保険商品は決まった商品のみ勧めてきます。販売手数料が低い商品は全然売ってこない
『保険商品の種類をいっぱい取り扱っていて公平さをアピールする。』FPの人は保険の契約までもっていけなければ、人件費が損失するだけだけです。そんな中、公平性を訴えるこの売り文句は効果的な宣伝です。
今回は、保険会社からFPの保険窓口に支払われる販売奨励金がかなり低いメットライフ生命は1度も提案に出てきませんでした。
保険会社の提案は、やけに偏った会社を推してきます。(今回は、特に東京海上のあんしん生命をやけに推してきました)東京海上のあんしん生命あたりの契約1つで、FPの方への奨励金が大きいことが簡単に予測できました。
契約してもらっても旨味が少ないメットライフ生命のような会社は勧めてきません。販売奨励金の多い、東京海上が中心です。
なぜ、東京海上なのか聞いてみても、ちゃんとした回答がきません。
ここまで、露骨で偏っているんだなと疑問に思いました。
FPを否定したい内容その2:「こちらの保険に変えたほうが保障が良くなります」
無料FPの方の説明でダメなところ2つ目です。
FPの人は言いました。「今入られている保険はおそらく100種類くらいの病気の種類しか対応していませんが、この商品であれば1,000種類以上対応するので変えたほうがいい。入院保障も日額で1万円はあったほうがいい。」
当然、様々な病気や先進医療も対応したり、就業不能になることを考えて、全部対応したほうがいい。あるほうがいいに決まっています。
「今の保険から新しい保険に変えた場合には、〇〇円くらい負担が増えてしますが〇〇」のようなデメリットの説明がありません。この説明は、どうなのかと特に疑問に感じました。
FPを否定したい内容その3:「極端な例を挙げて、さもすぐに保険が必要と説明してくる」
無料FPの方の説明でダメなところ3つ目になります。
ガン保険の説明をするやいなや、最近のニュースになった川島なお美さんの胆管癌や、つんくさんの咽喉ガンを引き合いに出してきます。
さらには、自分の友達がガンになり数年間退院を繰り返して収入がなくなった話もされました。
万が一に備えて、保険に加入する必要はありますが以前に書いた記事のとおり、30代や40代でガンになる確率は低く、急に入る必要もありません。
参考:保険会社のこんな数字や言葉には騙されるな。契約前に知っておく3つの嘘。
極端な身近なケースを説明して、今にもすぐに加入したほうが良いような流れは、明らかな保険販売目的ですね。
FPを否定したい内容その4:「割とライフプランが大したことない」
FPを否定したい内容その4です。
ライフプランを立てる上で重要である「支出の住宅ローンやその他の支出」について全く聞いてきません。
ライフプランを考える上で、とても重要なのが住宅ローンです。それは人生で一番大きな買い物であり、どのくらいの金利であるか?長期か短期か?、死亡・高度障害や8大疾病に対応しているか等。
住宅ローンについては、FP相談では商品の紹介にはなく、ここは説明もスルーでした。ここが加味されていないにも関わらず、子供が大学にいった場合や就業不能になった場合の保険商品を紹介したい事例ばかり説明します。
とにかく、私が現在加入している生命保険、医療保険のどこが悪いとの説明もなく、とにかく新しい保険に変えようと紹介してきます。
私が交渉するなら、私の加入している保険の考え方を少しでも聞きながら、提案すればいいのにと思ってしまいます。
いろいろFPの方を否定しましたが、保険に対する知識は圧倒的に豊富でした。
いろいろとFPの方を否定してきました。
無料FP相談ということもあり、FPの方もかなり積極的に説明してきます。
相手もボランティアではないので、保険販売の手数料を得るために必死です。かなり、偏った説明してくることは事前に警戒心をもって相談を受ける必要があります。
知識がないのでFP相談で保険を紹介してもらおうなんて思ったら、甘い汁吸われてしまいます。
ただ、1つ言えるのはFPの方は全般的にいろいろな知識をもたれています。さらには、iPadを使いこなしており色々な制度について、すぐに資料を画面で提示してくるのは驚きました。
私が知っててわざと以下の3点を聞いてみましたが、さらさらっと資料を提示し説明してきました。ライフプランでは幅広い知識が必要ですが、さすがプロなだけあり知識が非常に豊富です。
- 高額療養制度のH27の法改正
- 保険金の所得税・住民税について
- 投資信託の運用について
また、これ以外に知らなかった情報(リビングニーズ特約)の話もあり勉強になった部分もありました。
参考:【差がつく】生命保険で絶対確認しておきたい特約「リビング・ニーズ特約」。死亡したときの税金対策に。
FP相談もいろいろな会社がやっています。2社か3社あたりと相談してみて決めるのがよいかもしれません。勉強にはなると思います。