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【評判悪い】生命保険・医療保険!保険コンサルタント後田亨氏の話は信じないこと!

東洋経済オンラインから平成28年8月31日に「生命保険選びの基本は入らないことである」という情報が配信されました。

この記事、自称「保険コンサルタント」と謳っている後田亨という人から配信された情報です。

私はこの後田亨氏の存在は知りませんでしたが、調べてみると以前まで保険会社に勤めていて、退職後、保険の執筆・講演・セミナーをされている人です。

後田亨氏は生命保険や医療保険ついて書籍を多く出され講演も多くされている有名な方のようです。

ただ、この人の文章を見ていると私は非常に胡散臭く、全然参考にならない非常に残念な記事だと感じました。

目次

「保険コンサルタント」後田 亨氏とは?

「後田 亨」ってどんな人なのでしょう。

後田氏はオフィスバトン「保険相談室」の代表をされている方です。以下、いままでの経歴です。

  • 1959年 長崎県出身。長崎大学経済学部卒。
  • 1995年 アパレルメーカーから日本生命へ。
  • 2005年(株)メディカル保険サービス役員。
  • 2014年 オフィスバトン「保険相談室」代表

過去に大手の生命保険会社に勤められていた経歴がある方のようです。いろいろと転職されている方ですね。なかなか職場の雰囲気に合わないからでしょうか。

生命保険の本を売ってベストセラーに

この『後田亨』氏、生命保険や医療保険の本をかなりの種類出版されていて、さらに結構売れています。

  • 『生命保険は入るほど損?!』
  • 『保険外交員も実は知らない生保の話』
  • 『生命保険の嘘 ~安心料はまやかしだ~』

かなり極端なタイトルなのが気になります。さらにはご自身が日本生命の社員だったこともあり、内情を知っていることが大きいのでしょう。暴露みたいな感じなのは好感が持てないですね。

さらには、本のタイトルだけで釣って興味を引くような感じなのも気になります。

『後田亨』氏の意見に左右されず保険は自分で決めましょう

今回、東洋経済オンラインで配信された内容を見て思いましたが、こういう少し(?)は影響力のある人がこのような保険に対しての極論の考え方を発信するのは非常に疑問です。

保険を検討している人の中には保険について加入したほうが良い人、理解された上で加入している人もいるので、このような保険のすべてを全否定する記事はかなり疑問です。かなり不愉快に

保険は考え方です。人生のリスクをどう考えるかです。中には保険を必要とするケースもあると思います。

最後は自分で加入する保険を決定しないといけません。このような人やFPの言う極端な説明は鵜呑みにせずしっかり自分で考えて加入する必要があると思います。

後田氏曰く「生命保険選びの基本は入らないことである」の内容で危険な考え方

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保険はリスクを自分でどう考えるかで、加入するかしないかの正解はありません。

この後田氏の言う内容は、もし死ぬまで健康だったことが分かっていたり、入院日数が少ないと分かっているのであれば、この人の言うように、保険に入らないことも正解です。

保険で一番大事なのは、何かアクシデントになったときに家計が危機的な状況、崩壊・壊滅しないようリスクを少しでも減らすために加入します。

  • 「私、普段から健康だから病気にならない」
  • 「○○の病気になる確率は低いからいらない」

と考えるのであれば、保険は確かに必要ありません。万が一の状況に備えるのが保険です。

私がこの後田氏の記事を見て違和感を感じるのは以下の記事にあった3点の考え方です。

違和感その1:生命保険を自動車保険に置き換えて考える必要がない

以下は東京経済オンラインの記事内の1つ目の疑問です。

生命保険選びも自動車保険の加入法に倣うと…

生命保険選びも自動車保険の加入法に倣うと、とても簡単になります。考え方は3点にまとめられます。

引用:今回の後田氏の東洋経済オンラインの記事

生命保険を考えるときに、後田氏が自動車保険を引き合いにだす意味が分かりません。自動車保険と生命保険では考え方がまるで違います。参考に全くなりません。

  • 自動車保険は毎年見直しをして更新するもの
  • 1台の自動車に対して自動車保険は1つしか加入できない
  • 自動車は「モノ」に関わる損害保険。生命保険は「ヒト」に関する内容で全然違う

合ってるのは保険という言葉だけで、基本も違えば特性も内容を異なる損害保険を持ち出しても、私なら返って混乱するので自動車保険は参考にしません

もう少し特徴が似ていて、想像しやすい題材にして欲しいですね。

違和感その2:生命保険に入らない理由が稚拙すぎる

以下は東京経済オンラインの記事内の2つ目の疑問です。

保険に入る気になれない理由

まず、もっとも入る気になれないのが「医療保険」です。

生命保険協会の統計を調べると、入院給付金の1件当たりの支払い実績は11万円程度、手術を伴う場合でも22万円程度だからです。

それくらいのおカネを用意するのに、保険に入るのは賢明ではないでしょう。

引用:今回の後田氏の東洋経済オンラインの後田氏記事

FPの人も含めて、当たり前のように言われる知識「高額医療制度」。確かに所得に応じて上限があるため貯蓄がある程度あれば病気代は賄えます。

しかし、ケースが少ないとはいえ1年間以上の長期入院する場合や、病気になって保険適用外の食事や差額のベット代や健康食品買ったりするのは健康保険ではなく自費です。

病気になったときの問題はかかる医療費だけではなく、働けなくなることでの収入が大きく減ることです。

病気になった家族や友人を見て思いますが、何か良くならないかと「水素水」や健康食品を試してみたり、他の医者に相談するセカンドオピニオンに相談したり、交通費等、健康保険適用外のお金がけっこうかかります。

極端な病気の例を挙げればきりがないですが、医療保険は掛け捨てで加入なら年齢によりますが月額3,000円にも満たない保険料で済みます。

月に3,000円といえば、嗜好品(ビールやタバコ)を減らしたり、水筒を持参したり、交通費を減らし歩いたりするくらいの節約できる金額です。

病気になってから、日々の出費不安や家計への負担を少しでも減らせるのであれば、このくらいの節約は安いもんです。月1万円かかるのであれば話は別ですが。

保険会社に保険料を払っていても損すると分かっていても、このくらいの金額であれば私は加入してもいいと思います。

特に、「医療保険に入らなくてよい」と書かれた記事の中で、入らない根拠が「統計」というのも今一つ。参考の指標にはなっても理由にはなりません。

100人に1人の病気だったから、「仕方がない」「運が悪かった」と割り切れる訳ではありません。

保険は確率や損得を考えても何の意味がありません。保険会社が儲かる仕組みなのは分かっていても、万が一のために加入しています。

違和感その3:病気でお金が足りなくなったらお金なら何でもいい

以下は東京経済オンラインの記事内の3つ目の疑問です。

費用は保険でないと払えないのか

私も大手生保や代理店で営業をしていた当時は、死亡・医療・介護など、目的に応じた保険活用を提案していました。

おカネであれば何でも良いのです。親のおカネでも配偶者が稼いだおカネでも構わないはずです。
引用:東洋経済オンラインの後田氏記事

ますます理解不能でひどい説明です。もしも、急に病気になりお金が必要になる場合は、親のスネを含めてなりふり構わずお金を集めれば良いと書かれています。

たしかにこの考え方なら保険はいらないですが、ひどい内容ですね。言いたいことは少しだけ分かりますが、もう少しメリット・デメリットを含めて書いたほうが良いと思います。

後田さんが「生命保険」をさまざまな角度から解説する連載を、この秋から開始する予定です。お楽しみに!

全然楽しみじゃないですが、毎回こんなひどい記事を書いている内容だと、逆に興味があるので見ていきたいと思います。

極論を言い気を引こうとしたり、お金第一主義のFPや保険会社がいるのだと思うと、改めてがっかりですね。

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ブログ歴15年
雑記ブログを書いてます。
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・早慶上理のいずれかの大学卒

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