トレッキングや登山が楽しみな季節になってきました。トレッキングや登山は自己満足のレジャーと思われるかもしれませんが、身体的にも精神的にも非常に効果があるとされています。健康ブームの1番手として登山が挙げられます。
我が家もここ近年トレッキングにはまっていて、尾瀬、上高地、妙高高原と家族でトレッキングするのが毎年恒例になりました。
高原でのトレッキングは涼しく静かで、多少つらい道のりの後には達成感もあります。ストレス解消とアンチエイジングの効果があると言われています。
トレッキングや登山で注意しないといけない熊との危険な遭遇
ここ最近のニュースで人食い熊であるツキノワグマが増殖していて、全国各地で熊に襲われて人が怪我をしたり亡くなっていたりします。
特に今年の平成28年5月の事故では、熊との遭遇により4人の命が秋田県で亡くなっています。襲った熊の腹の中からは人体の一部が見つかり人食い熊が存在することが明らかになりました。
秋田でタケノコ採りの4人がクマに襲われて死亡した。いずれもクマに食べられた跡があって、人食いグマが出現した可能性が否定できない。全国的にクマの目撃情報が増え、人間のすぐそばまで来ていることも分かった。いったい何が起こっているのか。
いままでの熊に対する常識が通用しない!?
最近の熊は木の実や魚を食べるのではなく、人を襲って人を食べるのです。「山に木の実が少なく、町に下りてきて荒らす」今までは、熊に対する情報は熊が人を襲うものではなく、このような情報が常識でした。
この人を襲う熊は、本州にいるツキノワグマで体長は150cmで体重は120kgくらいになります。
昔は熊と言うと臆病な動物なので、人間がいることを知らせるために鈴をつけて知らせて、急な遭遇を回避する方法でした。いまの熊は人間は簡単に倒せて、人間はおいしいというのがDNAにインプットされています。
逆に鈴をつけて鳴らしていると、人間がいることが分かり熊が寄ってくるというのです。
熊に会ってしまったら逃げることはできない
野生の鹿やウサギは素早く逃げれるかもしれませんが、熊も時速40キロで襲ってくるので、人間であればひとたまりもありません。先日、アメリカでは自転車で運転している人が熊に追いかけられて、死亡しました。自転車のスピードと同等以上のスピードを熊は出せます。
熊は下り坂が苦手とか、色々諸説ありますが、遭遇してしまったら関係ありません。鋭い爪で一撃で人間の顔半分の肉を奪うくらいの力があるので、銃や熊撃退スプレーがない限り、あとは運次第となります。
熊と出遭ったときに絶対してはいけないのは、背中を見せて逃げることです。これは絶対にダメです。100メートルを7秒で走るスピードで追いかけてきます。目を見て後ろずさりで、ゆっくり逃げることです。
熊対策で一番良いのは熊が出没しない地域にいく
熊は怖くても、登山やトレッキングは行きたい場合、熊が出没しない地域に行くことが遭遇する確率が減ります。
長野県だけでも1年間で5,000の目撃情報、被害件数も20件を超え、毎年増加してきています。熊と遭遇するのは、万馬券を当てるくらいの確率はあります。万馬券の確率と聞くと、そこそこ遭遇してもおかしくない高い確率であることが分かります。
こちらのサイト見ていただくと分かりますが、熊の目撃情報がまとめられたサイトがあり、登山やトレッキングに行く前に確認してから行くほうがいいと思います。
参考:クマ出没ブログ
このサイトでも書いてありますが、熊の被害にあわないためには以下の点に注意すると良いです。せっかくのトレッキングや登山、楽しんで参加しているのに、悲惨な被害に合わないためにもおすすめです。
- トレッキングや登山に行く前にクマ出没情報を調べる
- 熊の足跡やフンを見たら、それ以上先には行かない
- 鈴は絶対でなく熊を呼ぶ可能性がある。最悪のことを考えて熊撃退スプレーを持参しましょう。
- 食べ物をあまり持ち歩かない