私が大学生になったときに、私の親は私のために生命保険に加入していてくれました。

そのときに加入していた生命保険の種類はアカウント型保険となります。最近は見かけなくなりましたが2000年から2010年に流行った保険です。

アカウント型保険では、支払った保険料については一旦アカウントという形で蓄積されます。毎月支払いする保険料は、余裕がある時は多めに支払って積み立てを多くしたり、逆に家計が厳しい時は少なめにしたりといった変更ができます。

まとまったお金を一時投入することも可能です。また保障の見直しも適宜できるようになっています。このように保険設計の自由度が高いことから自由設計型とも呼ばれます。

私が大学を卒業して社会人になって、保険会社のセールスレディから以下のように話を持ち掛けられました。

セールスレディ
社会人になったのであれば、毎日の入院費用が5,000円だと保障としては少ないので、10,000円くらいは必要でしょう。

保障内容が増えでも、毎月の保険料は変わらずにできます。いままでの保険の下取りでまかなうことができます。

このような話をどんどん切り出してきて、新しい保険の内容に切り替えを進めてきます。

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保険に対する知識や勉強不足を反省しました。


私が22歳だったこのころは、生命保険のみならず全般的にこの辺の保険やお金に対する知識が少なかったことや興味がなかったこともあり、そのまま契約変更をしてしまいました。

毎月の保険料は変わらないけど、保障内容は変わらないという言葉を信じてしまいました。

でも、ちょっとよく調べてみたら、この保険の契約変更は「転換」と呼ばれる単なる保険の乗り換えで、お得などころかかえって損になることが分かりました。

なんでここまで執拗に勧誘してくるのか疑問に思ったので、その保険会社は信用できないと思ったため、すぐに別の保険会社に変えました。掛け捨て型のシンプルな保険に切り替えました。

これは自分の知識のなさが原因でした。そのうえ、生命保険・医療保険のアカウント型保険は非常に分かりずらい仕組みで、ここから保険について詳しく勉強するようになり、今となってはいいきっかけになりました。

それでも、全くデメリットや注意点を説明することなく、とにかく保険を変えさせようとしつこく来るのには嫌悪感しかありません。

保険の転換とは?

保険の転換について説明している記事は以下のサイトが非常に参考になります。

保険の「転換制度」とは、既契約の解約返戻金や積立配当など(転換価格と言う)を、新しく加入する生命保険の保険料の一部に当て、新契約に乗り換えることを言います。つまりは、保険契約の下取りのようなもので、転換には、次の3種類があります。

「基本転換」・・・・転換価格を終身保険のみに充当する方式で終身保険の保険料だけが軽減される。

「定特転換」・・・・転換価格を定期保険特約のみに充当する方式で保険料負担が軽減されるのは定期保険特約のみとなる。また、特約更新時の保険料は軽減されない。

「比例転換」・・・・転換価格を一定割合で分割し、終身保険と定期保険特約のそれぞれに充当する方式。終身保険、定期保険特約のそれぞれについて、保険料負担が軽減されるが、特約更新時の保険料負担が軽減されるのは終身保険のみ。

参考:生命保険の選び方 – 保険契約の転換 –

保険で転換するのはデメリットしかありません


保険商品を転換することのメリットは書くことができません。その理由はメリットがないからです。

生命保険や医療保険には予定利率という考え方があります。保険会社が保険の運用で利益を見込んで毎月の保険料を割引してくれるもので、保険利率は保険に加入した時期により異なります。

特にバブル時期に加入した保険はこの予定利率が高く、逆に2019年現在では保険利率がとても低く設定されています。

保険に対する知識がない人や情報弱者をカモにして、保険会社としてはなるべく予定利率が低い保険に変えたがっています。さらには、保険の」契約者に対しても不利になるようなことを隠して説明し切り替えさせるため注意してください。

以下の表は、加入期間ごとの予定利率の変化です。

最近の予定利率が1.5なのに対して下記のようにバブルの時期近くに加入した保険は6%近くあります。バブルの頃に加入した保険であれば、お宝の保険になる可能性があるので、生命保険の切り替えはしないほうが得策です。ただし、生命保険や医療保険の最新の保険では、保障内容が充実してきているため、一概には言えません。

慎重に検討しましょう。

契約日保険期間
10年以下10~20年20年超
S60.4~H2.46.25%6.0%5.0%
H2.4~H5.45.75%5.5%5.5%
H5.4~H6.44.75%
H6.4~H8.43.75%

漢字系と呼ばれる保険会社には注意

比較的平成以降に参加してきたカタカナ系と呼ばれる生命保険会社はこの予定利率の問題が少なく、この転換問題は漢字系と呼ばれる生命保険会社に多いようです。

今回、騙された保険会社は漢字系の保険会社でした。

  • 漢字系生命保険
    日本生命、第一生命、住友生命、明治安田生命
  • カタカナ系生命保険
    外資:プルデンシャル生命、オリコ生命、アリコジャパン、アフラック
    日本:ソニー生命、オリックス生命、T&Dフィナンシャル生命など
  • ひらがな系生命保険
    NKSJひまわり生命保険、東京海上日動あんしん生命、三井住友海上あいおい生命保険など

【重要】元日本生命の部長に聞いた驚きの大手生命保険会社の保険には入るなという警告。

2015/12/05
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