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【良くわかる商品の原価】マックのコーラの原価はタダ同然。居酒屋や宅配ピザや回転寿司の原価は?

昔から、「ピザやラーメンは原価が安く利益率が高い」とか「床屋はほとんどが技術料」とか聞いたことがあります。

実際に店舗や食べ物屋で売られている商品の原価がどのくらいなのでしょう

PRESIDENTの今月号(2015年3.30号)では「数字に強い人になる」という特集の中で、いろいろな商品の原価について書かれていましたので紹介します。

原価が安いことが分かったからといって、すぐにもったいないから購入を控えるとか、原価が高い商品に変えるといったことにはならないと思います。

ただ、原価の数字への興味はあると思いますので是非、参考にしてみてください。

目次

商品の分類別の原価をまとめました

さまざまな商品の販売価格と原価を雑誌やネット情報を含めてまとめました。

原価の金額だけ見ると驚くべき原価に見えるかもしれませんが、あくまでこれは材料費だけです

ここに店側は人件費や水道光熱費や固定資産税や家賃や減価償却費がかかってきます。店も店で利益を上げるのは大変です。

利益を考えてみると、このくらいの価格設定にしないと店側も利益がでない設定ということになります。

以下、引用『PRESIDENTの(2015年3.30号)84P-85P ぼったくられないための「モノの原価」大辞典より』

ハンバーガーチェーンの原価は?


コーラやポテトが異常に原価が安いのに対して、ハンバーガーは利益率が低いです。

ハンバーガー店は看板メニューは材料費が高くなる分、サイドメニューで利益をあげるビジネスモデルになっているようです。

マクドナルドのコーラ原液はコカ・コーラ社から無償提供されているそうです。これはマックがコーラを扱うことで宣伝になっているからとのこと。コーラにかかるお金は氷や紙コップにかかる費用のみとなります。

ただ、そもそものコーラ自体も500リットルあたり2~3円でコーラはできます。ここにペットボトルの容器12円を加えると、15円程度がコカ・コーラの原価となります。

安いハンバーガーだけで単品で購入し、飲み物は買わないお客がいると、ハンバーガー店は利益がほとんどでないことになります。

ポテトの原価があまりに低いことは驚きですね。

  • ハンバーガー 販売120円 ⇒原価70円
  • コーヒーS  販売100円 ⇒原価20円
  • コーラ    販売100円 ⇒原価5円
  • ポテトM   販売250円 ⇒原価5円

「吉野家」「すきや」「松屋」の原価は?


丼ものというと、「吉野家」「すきや」「松屋」が有名でこれらの店が独占状態ですが、昨今の価格競争により「丼もの」の販売価格が低くなってきています。

「吉野家」「すきや」「松屋」は、丼の原価は高いので薄利多売のビジネスモデルです。人がいっぱい来客してくれて成り立つ商売です。

  • 牛丼      販売380円 ⇒原価180円
  • 立ち食いそば  販売280円 ⇒原価70円
  • 醤油ラーメン  販売390円 ⇒原価100円
  • カレー(ポーク)販売440円 ⇒原価150円

居酒屋の原価は?

ビールの原価が高く利益率が低いのに対して、ウーロン割が原価が安いのが特徴的です。

居酒屋のビール飲み放題1時間1,000円とか異常に安いプランがありますが、ビールで客に入ってもらい他の原価の安い食べ物で儲けを得るスタイルのようです。安い飲み放題のプランだとおひとり様2品とかいうプランも良くありますね。

居酒屋は3店舗繁盛させれば、年商は1億円いくといわれています。売上は上がりますが、利益をどれだけあげれるかがポイントのようです。

  • 冷奴      販売260円 ⇒原価50円
  • シーザーサラダ 販売490円 ⇒原価170円
  • ホッケ焼き   販売690円 ⇒原価230円
  • 鳥のから揚げ  販売440円 ⇒原価100円
  • 枝豆      販売290円 ⇒原価40円
  • 生ビール    販売450円 ⇒原価220円
  • ウーロン割り  販売390円 ⇒原価20円
  • レモンハイ   販売390円 ⇒原価60円

飲食店の原価率は30%くらいが相場と昔から言われています。1,000円で提供するランチであれば原価は300円くらいになります。

回転寿司の原価は?


みんなが大好き回転寿司の原価です

どこの店舗でも原価が高いと言われているのがウニ、マグロ、イクラの3つです。このネタを中心に食べられてしまうと、人件費を考えると店は大赤字です。

タマゴ、ツナ、かっぱ巻き、エビ、または味噌汁のような原価が低い商品をバランス良くとってもらうことで、回転寿司店のビジネスが成り立っているようです。

回転寿司の客層は圧倒的にファミリーが多いことにもあり、子供は必ずといっていいほど、ツナやタマゴの皿を手に取るります。それで、採算が取れる水準になっているそうです。

  • まぐろ   販売100円 ⇒原価80円
  • ツナサラダ 販売100円 ⇒原価20円
  • たまご   販売100円 ⇒原価15円
  • ほたて   販売100円 ⇒原価60円
  • こはだ   販売100円 ⇒原価30円
  • うに    販売100円 ⇒原価80円
  • いくら   販売100円 ⇒原価70円
  • 味噌汁   販売100円 ⇒原価10円

特にスシローのマグロは良いネタを選定しており、1つ食べられるだけで大赤字になると言われています。

宅配ピザの原価は?


昔から原価が安いといわれているピザ。原価は10%から20%のようです。昔と違い、ピザ店は競争が激しく価格競争になってきているため店側も大変な模様です。

デリバリーの場合には、デリバリー要員を確保しておく必要があるため、どうしても人件費がかかります。

最近では、店舗にとりにいけば、もう1枚のようなサービスがあります。もう1枚なんて大奮発と思えますが、デリバリーよりも効率よく稼げるのでできるのだと思います。

  • ピザ1枚   販売2,000円 ⇒原価200円~400円
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ブログ歴15年
雑記ブログを書いてます。
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・早慶上理のいずれかの大学卒

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