平成28年4月から電力自由化になりました。
100社以上の電力会社から、値段や発電方法など自分に合った電気を自由に選べるようになったのが電力自由化です。
選べる電力会社は100社以上あり、お得なサービスが次々とでています。
マンションの場合には、個人で電力自由化によって戸建てと同じように電気を選べるのに加えて、マンション向けに「高圧一括受電サービス」があります。
マンション向けの電気料金一括サービスとは
一般の家庭では、電力会社との契約は「低圧契約」となります。
「低圧契約」とは別で学校、病院、コンビニなど大規模な施設向けに高圧契約があります。
逆に「高圧契約」では電気使用量が多い建物を中心に契約され1kWhあたりの料金の単価が安い特徴があります。
マンションに住んでいても1世帯あたりで高圧契約はできないため、マンション全体で契約する必要があります。
マンションの管理組合の方であれば、個人で契約する低圧契約ではなく高圧契約は電気料金が非常に安くなるので検討したほうがいいです。
一括受電サービスを採用した場合の料金のメリットについて
マンションの高圧一括受電にすることで、私のマンションでは一律電気料金が8%割引となります。(交渉することで10%まで割引を行うことができました。)
個人で電力自由化で、auやsoftbankや電力会社と契約するよりも、高圧一括受電がトータルではかなりお得でした。
マンションの場合共有部分の電気も安くなるため全体的に断然安くなります。
電気代だけでなく、私の住むマンションではキュービクル保安費等、マンション全体の共用部分の管理費が年間15万円近く削減されます。
世の中のマンションの管理費の値上がりが続く中で、電気代削減は大きいですね。
一括受電サービスを受けるためには
「マンション一括受電サービス」はマンション1人1人の世帯ではなく、マンションとして契約する必要があります。
私はマンションの理事の役員なので得意の交渉力でマンション一括受電サービスの会社とサービスを交渉してきました。
私の住むマンションでは居住者の4分の3以上の賛成が必要だったため、総会を開き可決しました。
総会で可決された後は全戸の住居者からの申込書の提出が必要で、中には反対される人もいるため、ここが一番苦労しますす。
ここは、マンション管理会社にお任せし申込書を集めました。
マンション一括受電サービスのデメリットと交渉方法について
マンション一括受電サービスについて電気料金は安いだけでなく、デメリットも存在します。
- マンション一括受電サービスの実績が少ない
- 長期契約が必要で、やめる場合には違約金が必要となる
- 今後、もっと魅力的なサービスが登場する可能性がある
マンション一括受電サービスは実績が非常に少なく、私が契約したマンション一括受電サービスの会社は東北地方では実績がありませんでした。
私が契約で問題だと感じたのは、10年以上の長期契約をする必要があり、いわゆる10年縛りです。今後、さらに割引が高いサービスがでたとしても違約金が発生するので変えることができません。
交渉して自分に都合の良い契約に変更してもらえた
ただ、こういった割引は決めたら早く実行するほうがいいので、マンション一括受電サービスを検討し交渉することにしました。
はじめは、電気料金の割引は5%を提示されましたが現在は8%で、最終的には10%にしてもらえました。
基本は私はマンションの理事として以下のスタンスで交渉を行い、高い割引率をゲットしました。
- 東北で実績がないにも関わらず採用することで実績ができるので割引率を上げること
- 10年以上の契約のため当然、高い割引とすること
- 長期契約することはリスクが高いため今後新たな魅力的なサービスが出た場合は同等な割引に都度見直せること