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【実録】【正解はこれ】確定拠出型年金は運用方法により大きな差がつく。定期預金では老後破産に?

前回の記事で確定拠出型年金は将来の年金受給の代わりとなり、国の年金の運用が良くないことや制度も厳しく年金の減額が予測されていることから、しっかっり考えていかないといけないことを書きました。
参考:確定拠出型年金は絶対に真剣に検討すべき。マイナス金利でますます運用が重要に

企業が確定拠出型年金を採用している場合、確定拠出型年金により従業員の方は毎月の掛け金をいろいろな投資商品に投資できる機会があります。

企業の場合には個人投資とは異なり、投資できる商品の選択肢は少ないです。種類としては、元本保証型の定期預金や国内・国外の株式・債権とリスクが高いものから低い商品まであります。

目次

もったいない。確定拠出年金は6割の人が元本保証型を選択している

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企業年金連合会の調査によると確定拠出年金の投資先については、6割の人が元本保証型となっています

安全志向の人が多いのですね。

リスクがある商品を絶対選ぶ必要があるわけではありませんが、よく考えて選んでない結果で元本保証の商品を選択しているとするのであれば、きっと後悔します。

私の周囲に聞いても、「リスクがある商品は怖いから定期預金タイプにした」「友人の銀行員に何を買ったらいいかアドバイスを聞いた」という人がいますが、私からすればこれは全然ダメです。確定拠出型年金のメリットについて分かっていないと思います

確定拠出年金の投資先によって、どれだけ差がつくかについて今回は書きたいと思います。

ちなみに私の場合はあくまで結果論になりますが、運用の利回りが毎年10%以上を超えていて元手が少ないにも関わらず3年間ですでにプラス100万円です。

元本保証の定期預金を選んだ人は3年で100円程度です。

運用次第ですごい差がつくことが分かります。

確定拠出年金で「元本保証型を選んでいる人」と「運用している人」の差について

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それでは確定拠出年金の運用について、投資の仕方により、どれだけ差がつくか見ていきます。毎月の掛け金は限度額もあり、人により異なりますが例えば掛け金が1万円だったとします。

運用1:毎月1万円ずつ38年間積み立てを行い定期預金0.1%で運用

定期預金の金利を0.1%としました。マイナス金利が続いている2019年3月現在では、0.1%も金利がつかない場合があります。

  • 元本:4,560,000円
  • 合計:4,650,026円
  • 利息:90,026円

運用2:毎月1万円ずつ38年間積み立てを行い運用利回り2%で運用

運用の利回りが2%となると、定期預金とは違い利息が一気に大きくなります。

  • 元本:4,560,000円
  • 合計:6,868,468円
  • 利息:2,308,468円

運用3:毎月1万円ずつ38年間積み立てを行い運用利回り5%で運用

運用利回りが5%です。利回りが毎年5%はなかなか難しいですが、利息が元本に対して2倍まで膨らんでいます。

  • 元本:4,560,000円
  • 合計:13,571,402円
  • 利息:9,011,402円

運用4:毎月1万円ずつ38年間積み立てを行い運用利回り10%で運用

運用の利回りが4300万円に達しています。ここまでいくと大成功です。運用によってはありえます。

  • 元本:4,560,000円
  • 合計:48,053,733円
  • 利息:43,493,733円

それぞれの結果を比較した考察は以下のとおりとなろます。

「運用1」の定期預金とした場合には、38年間運用しても利息は90,026円しかつきません。(それでも、金利を私がおおまけして0.1%にして試算してます。)マイナス金利の今だと0.01位で利息は9,800円でしょうか。

逆に、毎月1万円でも運用10%の場合には4,800万円近くまで資産が増えます。複利の効果が恐ろしいことが分かります。

今のシニア世代または退職金制度のある企業では運用の平均が5.5%なので、退職金がもらえるような企業であれば「運用3」が近いと思います。

従来の企業に多かった退職金の基準では、十分に運用されてたということですね。

逆に、以前の退職金と同じような水準で、確定拠出年金を行うのであれば、それなりの利回りのある投資商品を選ぶことになります。

老後に必要な資金は3,000万円近い


老後に必要な資金は3,000万円近く準備が必要と言われています。今後、寿命がどんどん長くなれば、もっと老後資金が必要となります。

確定拠出年金を定期預金で運用していた場合には、利益である465万円を退職金や年金の代わりとして受け取っても意味がありません。

今後年金の受給額や受給年齢が引き下げされると、下手すると2~3年、多くても10年くらいしか持たない金額です。全然あてにできない金額です。

老後が20年、30年だとすると全然足りないお金で、あてにする金額が500万だったり1,000万円では長い老後を生きていけません

私が元本保証型にするにはもったいないと思う訳

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私が元本保証型では全然ダメという理由は、投資信託は利回りが高いとか年金の資金が足りないというだけではありません。

以下の理由からです。確定拠出年金制度が老後のための資金を賄える制度だからです。

  • 確定拠出年金は圧倒的な税制優遇
  • 投資商品の複利効果で雪だるま式に増える
  • 毎月積み立て投資しているためドルコスト平均法によりリスクが少ない

確定拠出年金は圧倒的な税制優遇がある

確定拠出年金には大きな武器があります。1つは節税です。確定拠出年金での運用は非課税の恩恵があります。

  1. 拠出する際の掛け金が所得控除される
  2. 運用ででた利益がすべて非課税
  3. 受け取るときも退職所得控除、公的年金控除が適用

わたしは普段投資信託で運用していると20%近い税金がかかってきます。

この確定拠出年金の税制優遇は驚くほどの優遇です。ここまで、節税されるのであれば個人で運用するよりも、確定拠出年金に投資することが望ましいと言えます。

投資商品の複利効果で資金が雪だるま式に増える


かの有名なアインシュタインが言いました。「数学における最も偉大な発見は複利である。」「宇宙で最強の力である。」

確定拠出年金は60歳まで引き出すことができないため、運用の利息や分配金はすべて運用に回されるため圧倒的な複利効果を得ることができます。

上のケースであるように長い間投資すればするほど、複利の力で利益が利益を生む力となります。

確定拠出年金では、この宇宙最強の複利効果と、税金がかからない破壊力があるから、私は何もしないのはもったいないと思います。

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ブログ歴15年
雑記ブログを書いてます。
・新潟大好き
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・早慶上理のいずれかの大学卒

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