最近、ダイエットや食事の評論家の急死が相次ぎました。その中で多いのが、糖質ダイエットとラーメン評論家です。なぜ、これらの人が急に亡くなるのでしょうか。危険なのでしょうか。今回はそれについて考察します。
「糖質制限ダイエット」の第一人者。ノンフィクション作家の桐山秀樹さん(61)が2015年に急逝されました。あまりに急なことで、世の中の話題になりました。死因は急性心不全です。この糖質ダイエットの第一人者の急死により、糖質ダイエットの賛否が今議論となり見直しの動きがなされています。
そもそも糖質ダイエットとは何のことでしょうか。以下は糖質ダイエットに関するの説明となります。
【糖質ダイエットとは?】
糖質制限はは、ご飯やパン、麺類、ジャガイモなど炭水化物を多く含む食品を食べない糖尿病患者のための食事療法です。糖質だけを控えれば、肉や魚は制限なく食べカロリー計算のいらない手軽さから糖尿病患者だけでなく、ダイエットをしたい人にも人気となる方法です。
「糖質ダイエット」はダイエットの効果が非常に高いこともあり流行りました。私の友人・知人でもこの「糖質ダイエット」を始めたことで大幅な減量に成功した人も多くいます。
私の友人は糖質ダイエットのために炭水化物を減らすために米やビールをやめて、肉類(ステーキ)や野菜中心に切り替えることでダイエットを試みていました。
これだけで、ダイエットの効果はすぐに表れてきました。食事の量も運動も減らすことなく、糖質ダイエットをすることで1か月や2か月くらいの短期間で効果がでてくるのが特徴です。
糖質ダイエットと急死の関係は分かりません。でも、急な制限はやめたほうがいい
そもそも炭水化物は「糖質と食物繊維」の総称です。特に糖質は人間の活動するエネルギーであり、脳の働きに影響すると言われています。
以下のサイトにありますが、この糖質を制限することでのメリットよりもデメリットのほうが多くあることがわかります。
参考:糖質制限3つのメリットと7つのデメリット(問題点)
炭水化物(糖質)を減らすとどうなるか。いろいろな議論がありますが、炭水化物(糖質)を減らすと、大きくは以下の影響がでてきます。
- エネルギー不足で脳の働きもとまりぼーっとする
- タンパク質や脂質食に切り替えることでコレステロールがたまる
- 食物繊維が減り老廃物が残る
これらを見ても、糖質というのは非常に体にとって重要であることがわかります。適度に取らないといけないことも分かりますね。なるべく量を減らすだけにして、運動を取り入れることが非常に重要であると思います。
極端な食事制限や糖質の制限はやめましょう
何事も適度にバランス良くするのが肝心です。
極端な食事制限や糖質の制限を行うのではなく、いつもより少し減らしたり運動をとりいれて基礎代謝を上げることが大事です。
糖質を減らすのであれば以下のような方法が良いと思います。
- ごはん一杯食べてる人はごはんを半分にしてみる
- ビールを500ml缶飲んでいる人は350ml缶に切り替える
極端なことをしないと、ダイエットで減量するまで時間はかかってしまいますが、急激なダイエットで大きな病気にかかってしまっては意味がありません。無理なく続けることが1番大事です。
ラーメンの食べ過ぎは特に注意が必要。ラーメンは塩分が多いからです
ラーメン評論家の方はとにかく早く亡くなられることが多いです。ラーメンが直接の原因となっているかは別として、ラーメン評論家で有名な方の平均寿命を大きく下回る死が、毎回、ニュースやネットで話に挙がります。
近年で亡くなられたラーメン評論家やラーメンレポーターの方は以下のとおりです。
- ラーメンの鬼 佐野実さん(63歳)
- ラーメン評論家 北島秀一さん(51歳)
- 俳優でグルメリポーター 阿藤快さん(69歳)※大のラーメン好きで知られる
- ラーメン王 武内伸さん(48歳)
北島秀一さんは遺言で「僕の病気とラーメンはまったく関係無い」と言い残して亡くなられたそうです。好きなラーメンに迷惑をかけることが無念だったのだと思います。ただ、ラーメンと死について何とも思っていない人が、それを聞くとますますラーメンの早死にへの影響を考えてしまいました。
大事なことはラーメンの汁は絶対全部飲まないこと
私もラーメンが大好きです。最近はとくに背脂だったり、超こってりだったり、おいしいけど体に悪そうなラーメンが多くあります。ラーメンは1杯食べると1日の塩分をとったことになります。
1日の塩分の許容量は6g以下とされますが、ラーメンの種類にもよりますが醤油ラーメンだと8gも塩分があります。塩分をとりすぎると以下のような非常に危険なリスクがあります。
【塩分による危険なリスクは以下のとおり】
- 血圧上昇
- 高血圧症になる
- 腎臓疾患
- 不整脈や心疾患
ラーメンを食べるのは問題ありません。塩分や脂質の多いラーメンの汁を飲み干すことはしないで、ほどほどにしましょう。
青森県が11年連続でワースト1位な理由は塩分?
国立がん研究センターが9月に公表した「都道府県別がん死亡率」によると、長野県が19年連続でトップに輝く一方、青森県が11年連続でワースト1位となりました。
長野県と青森県どこに差があるのか
このことが長寿に繋がっているとされていると言われています。
逆に青森県は以下のものが1位となっています。青森県は寒い地方なので、しょっぱいもの、ラーメンが中心の食生活です。
【青森県が全国NO1のもの】
- 喫煙率(男性1位、女性2位)
- 飲酒率(男性1位、女性8位)
- 肥満者率(男性4位、女性2位)
- カップラーメン消費量 1位
この結果を見るだけでも塩分控えた方がいいのは間違いないですね。