2018年8月5日から6日までの2日間、小学5年生の息子と親子で富士山に登山に行ってきました。
富士山の登山は難易度は低く危険な場所は少ないですが、天候や空気の薄さや高山病と決して簡単に攻略できる山ではありません。
それでも、わたしは、小学生での富士山の登頂をオススメしたいです。
富士山を苦しみながらも登頂したときの達成感、日本一の高さを経験することは、これからの人生において唯一無二の経験になるからです。
この苦しさを乗り越えることができれば絶対の自信につながります。
装備の準備をしっかりして、さまざまな情報も事前に得ていれば、富士山は小学生でも登れます。
それでは、普段の日常生活では学べない活きた学習ができる富士山の魅力を紹介したいと思います。
紹介する富士山で学ぶ7つの知識については小学生であれば夏休みの自由研究にも最適です。


富士山で小学生が学べる大事な生きた知識
小学生の子供と富士山に登山すると、普段の生活では味わうことができない貴重な体験をすることができます。
理科の教科書で座学で学ぶのと、実際に体験するのとでは理解が全く異なってきます。
特に、脳のトレーニングで一番効果的な方法は「初体験」が一番良いです。初体験なことほど、脳に刺激的で脳を活性化することができます。
以下のサイトに初体験することの重要性について詳しく書かれています。
初体験は、脳の器を一回り大きくさせると同時に、人としての器も一回り大きくさせます。頭の回転を速くするために、あなたは経験したことのないことを選択すればいいのです。
その初めての経験に、思いきり、わくわくしましょう。
わくわくは、あなたを若返らせる薬です。
富士山で学べること1:ポテトチップスの袋がパンパンに
富士山に登る前にコンビニでポテトチップスのような袋が密閉された商品を買っておきましょう。
私は荷物がかさばるので「SOYJOY」を買っていきました。
富士山は上に登っていくにつれて、ポテトチップスの袋がパンパンに膨らんでいくのがわかります。頂上に行くと、破裂しそうなくらいパンパンになります。
飛行機でも同様な現象が確認できますが、富士山の場合登るにつれてどうなるか経過を観察することができます。
ポテトチップスのような密閉された袋中の空気は地上と同じ気圧ですが、富士山の山頂は気圧が低くなり、袋の中の空気のほうが外に押し出す力が大きくなるために膨らみます。
富士山で学べること2:登るにつれて空気が薄くなります
富士山に登るとわかりますが、大体3,000mを超えてくると息苦しくなってきます。なかなか表現することが難しいですが、思った様に空気が吸えなくなってきます。
いままでドライブやハイキングで2,000m級の山に行ったことがある人もいるかもしれませんが、3,000mを超えてこないと体感することができません。
ちょうど手の平で口を軽く塞いで息をする感じに似ていると言われています。
人に依っては高度障害(高山病)を起こしてしまいます。
富士山で学べること3:満点の星空と人工衛星が見れます
富士山の頂上で見る星空は、いままで見たことがない光景を目にすると思います。
- 人工衛星
- 流れ星
- プラネタリウムのような星
- 天の川
富士山で学べること4:登るにつれて植物の生態系が変わります
富士山にまつわる表現として「一度も登らぬ馬鹿に二度登る馬鹿」と言われます。
日本一の山へ一度も登らない、この雄大さを知らないのは馬鹿だ。一方では、2度も登る価値があるかといわれると、どうだろう。
とのことです。
2度も登る価値があるかといわれるのは、しんどいのに風景も変わらず1度見れば十分と思われるからです。
富士山は登れば登るほど木々がなくなり、生えている花もなくなり、8.5合目にもなると一面溶岩でゴロゴロした原野を歩くこととなります。
その中でも、少なからず登るにつれて生態系も変わってきます。
富士山で学べること5:沸騰する温度が違います
富士山の山頂でお湯を沸かす機械の準備することは難しいですが、カップラーメンやトン汁が山頂で売っています。
これらのカップラーメンやトン汁について、食べてみると分かりますが、少しぬるいことがわかります。
通常、水は100℃で沸騰しますが、富士山の山頂では沸騰する温度が低くなります。
富士山で学べること6:登るにつれてジュースの価格が変わってきます。
富士山に限らず高い山に上るとジュースの価格は高くなります。
私が平成30年8月に登山したときには、ペットボトルが5合目で200円、7合目で300円、頂上で500円と徐々に金額が上がっていくことがわかりました。
ヘリコプター、ブルトーザーを含めた人件費がかかってしまうため、当然高くなります。これらの「需要と供給」の関係や価格が上がっていく理由を考察すると楽しいかもしれません。