自動車の購入のうち軽自動車を購入する割合が毎年増えています。
普通車を含めた全体の購入台数に対して軽自動車の割合は4割を超える見通しで、平成27年4月の軽自動車税値上げ前には、爆発的に販売台数が増えました。
私は軽自動車について購入したことなく知識がありませんでしたが、先日、母親が軽自動車を購入する際に一緒に立ち会ったことで、軽自動車の購入について色々と調べました。
そこで軽自動車を選ぶことについて色々と分かったメリットをまとめます。
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軽自動車にするメリット
ホンダのNBOX試乗しました。昔から私が思っていた軽自動車のイメージではなく、室内は広々としていて床が低く、後部座席は余裕で足が延ばせます。(普通車と変わらない乗り心地でした)
何が軽自動車で何が普通自動車かが分からなくなる居住空間の広さですね。
普通自動車と比べてみて、軽自動車を購入することのメリットは以下のとおりです。
中でも圧倒的に維持費が安いことが挙げられます。
- 普通車と比べてみて圧倒的に燃費がいい
- 普通車と比べてみて下取りや買取価格がよい
- 税金(軽自動車税)が安い
- 自動車保険(任意保険)が安い
- 高速料金が安い
1.普通車と比べてみて圧倒的に燃費がいい
スズキのアルト37.0km/L、マツダのキャロル37.0km/Lをはじめとして、軽自動車は軒並み1リットル30km以上を超える燃費です。
普通車でハイブリットにすれば高い燃費が期待できますが、車両自体の価格が大幅に高くなってしまいガソリン代とどこまで相殺できるかになります。さらにハイブリットにしても1リットル30kmは難しいです。
その点、軽自動車であれば新車でも90万円から150万円の車両価格でこの高い燃費が実現できるため大変魅力的です。
比較対象にはなりませんが、私の乗っているステップワゴンは10.0km/L近いことから単純に燃費だけでいえば恐ろしい燃費に思えます。
2.普通車と比べてみて下取りや買取価格がよい
昨年、親の軽自動車でスズキのワゴンRを売却しました。走行距離が7万km近くで、窓が閉じなかったり、タバコの焦げ跡があったり、7年近く乗った車でしたが、30万円近い値段で買取してもらえました。
これは軽自動車のニーズの高さからきます。世の中には軽自動車を中古でも購入したい人が多くいます。
交渉でいろいろ裏ワザを使いましたが単純に買取価格が高いことを実感しました。
3.税金が安い
軽自動車税は、毎年4月1日に届出がされていることを基準になります。4月から翌年の3月分までを前納で課税となります。
年度の途中で自動車を取得した場合は翌年度での課税、年度の途中で廃車にした場合は、翌年度から税金が課されなくなります。
軽自動車税は市区町村の窓口で納付します。
軽自動車税は普通自動車税と比べてみても安い?
軽自動車 [四輪以上](自家用乗用)は1年間で7,200円(平成27年4月以降の新車は10,800円になります)。
普通自動車の最低が29,500であることから、平成27年以降の増税後も20,000円近く税金が安いことになります。
4.自動車保険(任意保険)が安い
自動車保険の任意保険も普通自動車と比べると、同条件とした場合(会社によって差がありますが)、軽自動車が2万円くらいの場合には、普通自動車は4万円くらいとなり2万円近い差(安く)なります。
この軽自動車の任意保険が圧倒的に安いのは、『軽自動車が相手に与える被害が小さいこと』『4人乗りまでであること』と普通車と比べるとリスクが少ないことが理由になります。
5.高速料金が安い
高速料金について軽自動車とした場合に普通車と比べると、8割の料金で済みます。
首都高速は普通自動車と同じ料金だったりしますが、昨今の高速料金の改悪が続く中、普通自動車の8割の負担で済むのはうれしいところです。
かかるお金は軽自動車が断然おとく
以上の5つの理由から5年、10年のスパンで考えると軽自動車は普通自動車と比べると年間5万円から10万円近くランニングコストが抑えれます。
車体価格が普通自動車に比べてみると安いだけでなく、毎年の維持費も差が出ます。
普通自動車は室内が広かったり、加速が良かったり、乗り心地が良かったり色々と普通自動車ならではのメリットがありますが、軽自動車のコストの安さは非常に魅力的です。
軽自動車は家庭で2台目だったり、通勤だけの目的であれば最適の自動車であるといえます。