日本銀行のゼロ金利政策により、ここ数年は住宅ローンの金利が下がり続けていましたが、2019年に住宅ローン金利が底打ちしました

それでも、今も各銀行は金利の引き下げ競争を繰り返していて、ローン金利は最低水準を保っています。

最近では住宅ローンは低金利に加えて、住宅ローン自体にサービスの付加価値をつけて販売される傾向にあります。

私はすでに住宅ローンを組んでいますが、もし新たに住宅ローンを組むとしたら検討したいのが『アシューマブルローン』です

『アシューマブルローン』。あまり聞きなれない言葉ですが、今後住宅ローンを組むのならおすすめしたい住宅ローンの借り方です。

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注目したいローン『アシューマブルローン』とは?


アシューマブルは直訳すると債務継承を意味します

アシューマブルローンは『フラット35』限定の借り方となります。買い主が住宅を売却する場合に、返済中の住宅ローンを契約したときと同じ金利条件で引き渡すことができます。

つまり、 アシューマブルローンは、家とローンをまとめて売主に売却することができる住宅ローンとなります。

アシューマブルローンは厳密には以前からフラット50では適用できましたが、平成29年4月からフラット35でも適用することができるようになりました。

フラット35でも適用になったことから、一般の人でも普通に加入しローンを組みことができるようになりました。

アシューマブルローンには利用するための条件があります


アシューマブルローンを利用したい場合には、利用条件があります。

『アシューマブルローン』が利用できる対象の物件は長期優良住宅に限定されます

『長期優良住宅』とは以下の条件は満たした住宅となります。長期優良住宅は、長く安心に快適に暮らせる家であり、税制面での優遇もあります。

  1. 耐震性
    地震に強く、倒壊しにくい安心の家
  2. 耐久性能(劣化対策)
    構造や骨組みのしっかりした長く住める家
  3. 維持管理・更新の容易性
    メンテナンスの容易な家
  4. 住戸面積
    必要な広さが確保された、暮らしやすい家
  5. 省エネルギー性
    地球にやさしく、家計にもやさしい家
  6. 居住環境
    地域のまちなみと調和した家
  7. 維持保全(維持保全管理、住宅履歴情報の整備)
    「住まいの履歴書」付きの、長く快適に住み続けられる家

参考:長期優良住宅とは?(戸建て住宅の場合)

アシューマブルローンのメリットは?


アシューマブルローンのメリットは以下の3つとなります。

  1. 住宅と低い金利の住宅ローンをセットで売却できるためより魅力ある商品にできる
  2. 転勤や都合により住宅を売却するとにも上記の理由で対応しやすい
  3. 将来の不測の事態(リストラ、自己破産)にも対応しやすい

今後の金利を予測することはできませんが、現在の1%近い低金利で『アシューマブルローン』の住宅ローンを組めば、将来物件を売りやすくなる可能性が高くなります

10年、20年先は今よりも住宅ローンの金利が上昇していることから、現在の低い金利と住宅をセットで販売することから、さらに魅力のある商品となります。

『アシューマブルローン』を利用して住宅ローンを組めば、金利が上昇しても売却価格の下落を防ぐことにもつながります。

怖い住宅ローン破産での家を売るときに役立ちます

将来、空き家が急増して家の売却価格が下がることで、家やマンション自体が売りづらくなる時代が確実にやってきます。

2020年の東京オリンピック以降の景気を考えると、リストラや病気等の諸事情により、住宅ローンが払えなくなる住宅ローン破産』する方が増えてくる可能性があります。

このような場合にも、アシューマブルローンで、少しでも住宅を売却しやすくすることでリスクを減らすことができるのは大きなメリットになります。

住宅を購入するときに、将来破産することを想像しないとは思いますが、アシューマブルローンはリスクを分散する効果があるのは間違いないです。

アシューマブルローンのデメリットは?


アシューマブルローンのデメリットは2つあります。

  1. アシューマブルローンを取り扱いしている金融機関は意外と少ない
  2. 売却時に審査があり、承継できない場合には利用者(売主)が負担する

アシューマブルローンを取り扱っている金融機関は意外と少ないため、必ず組めるとは限りません

住宅売却時には住宅購入者に同意をもらい住宅金融支援機構の審査があります。審査で落ちてしまえば、承継できない場合もあります。引き継ぎしないとなった場合は、「アシューマブルローン」の利用者(売主)がフラット35の残債を弁済して売却する必要があるリスクもあります。

ほとんど特別な場合を除けば、審査に落ちることはないとのことです。

私はフラット35でローンを組むなら『アシューマブルローン』にしたい

私はフラット35でローンを組むなら『アシューマブルローン』に絶対します。

現在のフラット35の金利は1%近くです。

恐らく、これ以上は、金利は下がることはない最低の水準だと思います。

もし仮に、10年後に諸事情や転勤等の理由により住宅を手放すことになったときに、住宅ローンの金利が上昇していたら、買主は1%の住宅ローンを利用して同じローンで返済することができます。

他の銀行で魅力のある住宅ローンがあった場合には、買主は『アシューマブルローン』を利用する必要はありません。アシューマブルローンを買手が必ず選択しなくても良いのいいですね。

金利が0.1%違うだけでも、返済期間や借入額によりますが、数百万変わってくるため、アシューマブルローンはとても魅力的な商品であることがわかります。

数年後には、中古物件にアシューマブルローンも可能といった広告がでてくると思います。

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