2016年に続き、2017年以降も身近な生活用品・食品の値上がりが続きます。
生活用品だけでなく、東日本大震災以降ずっと値上がり続けている電気料金。マイナス金利政策が1年経過し、財政が苦しい銀行や保険会社も生命保険や損害保険、住宅ローンもいよいよ値上がりを初めてきました。
最近では毎年値上げは続くため、「値上げの春」と呼ばれるようになりました。
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平成30年4月から値上げされるもの
「いきなりステーキ」のいきなりの値上げ
オープン以来わずか3年で店舗数が116を超える破竹の勢いの「いきなりステーキ」も値上げです。
平成29年になりニューヨークに進出したり、私の住む新潟にも出店し、常に「いきなりステーキ」も話題になっています。
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ただ値上がり幅は小さく、手ごろな価格で高品質の厚切りステーキが食べられるのは変わりません。
- ヒレステーキ1グラム8.5円から1グラム9円へ変更
- ワイルドハンバーグ300グラム(ライス・サラダ・スープ付き)が100円値上げの1,100円(税抜)。200グラムも100円値上げして900円。
- ディナーメニューも対象で、トッピングハンバーグ150グラムが450円から500円(税抜)
「たばこ」の一部商品が値上げ
たばこは一部銘柄の価格改定がされます。JTの「わかば」「エコー」「ゴールデンバット」などの6銘柄が30円値上げとなります。
「ハウステンボス」の値上げ
ディズニー、USJに続き有名テーマパークとして観客動員数が好調のハウステンボスの値上げです。
入場券と一部の有料施設の利用券がセットになった1DAYパスポートを大人6,700円から6,900円、子供(4歳から小学生)4,300円から4,500円とそれぞれ200円の料金アップです。
「カメラのキタムラ」の値上げ
全国の採算取れない店舗の閉店が続く「カメラのキタムラ」も値上げです。
「カメラのキタムラ」はスマホの0円販売が規制され始めてから一気に売り上げが下降し相次ぐ閉店に追いやられています。
Lサイズ、はがきサイズなどのプリント料金を36円(税抜)から37円(同)に料金改定されます。写真印画紙の値上げなどを受けた措置とのこと。
「電気料金」の値上げ
原油価格や海外炭の価格高騰、為替の円安傾向を背景に平成29年4月から家庭向け電気料金が値上がりします。
2011年の東日本大震災以降、常に値上がりを続けてきた電気料金のさらなる値上げです。
電気料金は2011年3月と2016年3月を比べただけでも、12~24%上昇しています。電気料金だけで一般的な家庭で1万円から3万円値上げされていることになります。
「住宅ローン」の値上げ
大手銀行の多くが平成29年3月から、当初10年固定型などの適用金利を引き上げました。
底を打っていた住宅ローンの金利が長期金利の上昇とともに、じわりじわりと上がってきています。
短期の固定金利を選んでいる方は、今度こそ最後になる可能性があります。早めに長期の固定に変更することをおすすめします。
「タイヤ」の値上げ
天然ゴムなど原材料の高騰でタイヤの値段が高くなります。
横浜ゴムは1日から国内市販用の出荷価格を改定。乗用車用の夏タイヤで6%、トラック・バス用タイヤで7%引き上げとなります。
東洋ゴム工業は5月から、ブリヂストンは6月から各種タイヤを値上げする。
燃油サーチャージは最大3倍に
全日空は平成29年4月から購入する航空券の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を見直し、欧州・北米などは3,500円から7,000円、ハワイ行きが2,000円から4,000円。
日本航空も同様の値上げを発表しています。
マイナス金利による保険料アップ
日本生命保険は、マイナス金利などの影響を受け、運用収益が伸び悩んでいることから、4月2日以降の新規契約分から保険料を値上げ。
値上げ幅は3.6%-27.3%を予定しています。